避妊なしの関係を持ってしまったら|緊急避妊・性感染症検査の窓口と受診の目安
※本記事は、健康を守るための情報提供です。医学的な判断は、医師・薬剤師にご相談ください。記事中の公的情報は厚生労働省・内閣府の公表資料に基づいています(執筆時点:2026年9月)。
恋愛の答え合わせより、まず体のこと
マッチングアプリやSNSで知り合った相手と、避妊をしないまま関係を持ってしまった。あとになって「妊娠していたらどうしよう」「病気をうつされていないだろうか」と不安になる――。
ラブチェックに寄せられる相談でも、相手の本気度に悩む中で、この心配を抱えている方は少なくありません。
相手が本気かどうかの判断は、後からでもできます。でも、体のケアには時間の期限があります。 まずはこちらを優先してください。
妊娠の心配があるとき:緊急避妊薬
性交後72時間以内に服用する薬
緊急避妊薬は、避妊をしなかった性交のあとに服用して、妊娠の可能性を下げるための薬です。厚生労働省の資料では、性交後72時間以内に服用するものとされています。
時間がたつほど対応できる選択肢が限られるため、迷ったらできるだけ早く行動してください。
なお、服用しても妊娠を完全に防げるわけではありません。服用後の注意点については、薬剤師や医師の説明に従ってください。
2026年2月から、薬局で処方箋なしで購入できるように
厚生労働省によると、2026年2月2日から、一定の要件を満たす薬局等で、医師の処方箋なしに緊急避妊薬を購入できるようになりました(出典:厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」)。
購入の際は、次の点を知っておいてください。
- 購入したその場で、薬剤師の前で服用する形になっています
- すべての薬局で取り扱っているわけではありません。厚生労働省のサイトに「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」が掲載されています
- 厚生労働省は、事前にその薬局に電話で確認することを推奨しています
医療機関で処方を受けることもできる
厚生労働省は、これまでどおり医療機関で診察を受けて処方してもらうことも可能としています。産婦人科などで、その後の相談も含めて診てもらうと安心です。
性感染症の心配があるとき:検査を受ける
保健所では匿名・無料で検査を受けられる
全国の保健所などでは、HIV検査を匿名・無料で受けることができます。保健所によっては、梅毒やクラミジアなど他の性感染症の検査も一緒に受けられる場合があります。検査できる項目や日時は保健所によって異なるため、事前に確認してください。
名前を伝えずに受けられるので、「誰かに知られたくない」という場合も安心して利用できます。
検査を受ける場所の探し方
厚生労働省は、次の検索サイトを案内しています。
- 性感染症検査・相談マップ(厚生労働省)
- HIV検査・相談マップ
住んでいる地域以外の保健所で検査を受けることもできます。
検査を受けるタイミング
性感染症の検査には、感染の機会から一定の期間がたたないと正しく判定できないものがあります。早すぎる検査では陰性と出ても安心できない場合があるため、いつ検査を受ければよいかを、保健所や医療機関に相談しましょう。
また、痛み、かゆみ、おりものの変化、できものなど、気になる症状がある場合は、検査の時期を待たずに医療機関を受診してください。
同意のない性交だった場合
避妊をしてほしいと伝えたのに応じてもらえなかった、途中で拒んだのに続けられた、お酒や薬で意識がはっきりしなかった――。こうした場合は、あなたの意思に反する性暴力にあたる可能性があります。
一人で抱え込まずに、次の窓口に相談してください。医療的なケアも含めて支援を受けられます。
- 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター:#8891(はやくワンストップ)
- 警察の性犯罪被害相談電話:#8103(ハートさん)
内閣府によると、ワンストップ支援センターは産婦人科医療などの支援機関と連携しています。
これから自分を守るために
- 避妊について、関係を持つ前に話しておく。それを嫌がる、軽く扱う相手は、あなたの体を大切にしていないサインでもあります
- 避妊を相手任せにしない
- 相手が複数の人と関係を持っている可能性がある場合は、特に慎重に
まとめ
- 恋愛の判断より、体のケアを先に。時間の期限がある
- 緊急避妊薬は性交後72時間以内。2026年2月から一部の薬局で処方箋なしで購入でき、薬剤師の前で服用する
- 取扱薬局は厚生労働省の一覧で確認し、事前に電話で確認を
- 性感染症は保健所で匿名・無料の検査を受けられる。検査の時期は保健所や医療機関に相談
- 同意のない性交だった場合は #8891・#8103 へ
参考・出典
- 厚生労働省「緊急避妊薬の調剤・販売について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/kinnkyuuhininnyaku.html
- 厚生労働省「要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧」 https://www.mhlw.go.jp/stf/kinnkyuuhininnyaku_00005.html
- 厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」 https://www.mhlw.go.jp/stikensa/
- 厚生労働省「HIV検査を受ける」 https://www.mhlw.go.jp/hivkensa/
- 内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」 https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html
相手との関係そのものに不安がある場合は、ラブチェック診断(無料・匿名)や無料相談もご利用ください。ただし、体のことは、まず医療機関・薬局・保健所に相談してください。
免責事項
本記事は健康を守るための一般的な情報提供であり、医学的な診断や治療の判断を行うものではありません。症状や服薬については、必ず医師・薬剤師にご相談ください。記事中の公的情報は執筆時点(2026年9月)のものであり、制度や取扱状況は変わる可能性があります。最新の情報は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。内容に誤りがある場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。速やかに確認・対応いたします。
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